弟が起こした器物損壊事件の影響

たった一人の弟です。幼い頃から感情をうまくコントロールすることが出来なくなることが多く、大人になってからはADHDではないかと言われていました。

根はとても優しい性格で、母が病気で熱を出したときなど一生懸命になれない家事を手伝ったりおかゆを作ったりして母を喜ばせるような子です。学生生活を終えて社会人になってからは感情をむやみに爆発させてしまうことはずいぶんと減ったのですが、せっかく厳しい就職活動を経て入社できた会社で2年目も中盤にかかる頃にその事件は起きました。

仕事でミスをしてしまい会社に迷惑をかけることになったのですが、弟はすぐに反省していたにもかかわらず会社で上司に執拗に攻め立てられ、ひたすら謝っていた弟がついに感情を爆発させてしまい、会社のパソコンを叩き壊してしまいました。

同僚の制止も跳ね除け、その上司に殴りかかり軽いけがを負わせたことから、上司は弟を傷害罪で訴えると言い出し、器物損壊と上司に対する傷害行為によって逮捕されることになってしまいました。弟の暴れぶりはかなりひどく、同じ部署の人たちが恐怖を感じるほどだったようで、今は警察に拘留されている状態です。すぐに両親と一緒に弟と面会させてもらうために出向いたのですが、接見することは叶わず、途方にくれて弁護士事務所の門をたたきました。

事件のいきさつを話し、これからの事を弁護士に相談できて、少しだけほっとすることが出来ました。弟の今後の事がとてもとても心配です。